袖看板とは?突き出しタイプの種類と適した仕様|設置場所に応じた選び方
皆様 こんにちは!埼玉県の看板製作取付会社 樹サインです。
看板は街中にあふれていますが、看板の種類を気にする方は少ないと思います。本日はその中から袖看板をクローズアップ!
目次
袖看板と言っても実は、種類は様々
どのような仕様を選択するかで、イメージやデザインも変わってきます!お店や会社の近くを通る方だけに向けたものではなく、離れた場所からの視認性も向上させるのが袖看板です。
良く見かけるタイプのものから珍しいものまで…メリット・デメリットを含めご紹介いたします。ぜひ最後までお付き合いください!
1. 小型の袖看板(突き出し)タイプ
小型の看板は、お店のアイコンとして一目で目的が分かるのが特徴です。
取付も容易なので、低コストで効果のある看板を取り付ける事ができます。近年 大型商業施設が増えて、路面店だけではなく
屋内に多くのお店が並ぶようになりました。
屋内では水や埃などが入る事が原因で起きる不具合が少ない為、デザインや形状にこだわった看板が製作可能です。
LEDを内蔵する事で正面や側面を光らせる事が出来るので表現も広がります。
小型突き出し看板のメリットは?
小型で軽量なので、取付面が狭いスペースでも設置が可能で比較的取付が簡単です。形状も豊富な為
お店のコンセプトに合わせた、デザイン性のある看板の設置が可能です。
小型袖看板のデメリットは?
表示面が小さいので、遠くからの視認性はその分低下します。表示内容もシンプルなものに限定されます。
2. 中型・大型袖看板(突き出し看板)
外の突き出し看板は風などの影響を直に受ける為、鉄骨フレームも頑丈に製作・取付する必要あります。
基本的に袖看板というものは壁と看板の接続面が小さく、強度を保持する事が難しい看板なので
事前に壁の強度や看板の強度を確認する必要があります。建物(取付面)に強度が無い時、建物が道路面より内側に入り通行人や車両より見えない時は柱を建て設置します。
中型・大型突き出し看板のメリットは?
比較的高い場所に取り付けるので、遠くからの視認性が向上します。表示面が広がる事でデザイン性がUPし
お店の位置や情報とともに、認知度などの面でも強いインパクトを与える事ができます。
中型・大型袖看板のデメリットは?
設置費用が高額になります。レッカー・高所作業者・道路使用申請に交通誘導員など
職人さんの他にも様々な経費が必要になります。
施工事例→埼玉県戸田市にオープンした、皆様ご存知!人気飲食店の内照式FF看板など各種サイン工事を請け負いました! (kanbanitsuki.com)
3. デザイン性のある袖看板(突き出し)
目を引くデザイン性の高い袖看板は、広告媒体にとどまりません。建物の外観を美しく装飾する役割も果たしてくれます。
周囲の競合店との差別化を図るために効果的で、自店舗のオリジナリティをアピールすることができます。
デザイン性のある袖看板(突き出し)看板のメリットは?
オシャレでカッコいい・他とは違う袖看板(突き出し)は、インパクトがある為記憶に残りやすいですね。
建物の雰囲気やコンセプトに合わせデザインする事で、全体の魅力を増すことができます。
デザイン看板のデメリットは
デザイン代や製作設計費などの、費用が高額になる場合があります。
4. 規格袖看板(突き出し)
形状は丸形や角Rなど四角だけではなく種類も豊富です。素材はアルミ板金やステンレス板金などがありますので
設置場所や予算に合わせて選択しましょう。
飲食店、美容院など幅広い業務内容で使用できる看板です。フレームの色は選択肢が少ないですが
塗装やシート貼りなどでお好みのカラー変えることができます。照明も殆どがLEDなので長寿命。
規格看板のメリットは?
なんといっても一番の魅力はコストの低さ!受注生産品の半額以下になりますので、プロの看板屋から見ても
小型サイズは規格看板を使用したほうが断然お得です。
アクリルや板金など徹底された効率化による設計なども安価な理由かもしれません。
規格看板のデメリットは?
量産品の為、構造的な強度が弱く振り留めを取り付ける必要がありチープに見えてしまう場合も…
外装は錆びない素材を使用していますが内部は鉄の為、劣化が早く感じるかも?!
表示面のアクリルや部品が廃番になってしまい、補修・交換出来ない という場合も。
5. LEDデジタルサイネージの突き出し円型看板、CUBE(キューブ)型看板
最新のLEDサイネージ看板は、一昔前によく見かけたLED素子の荒い「電光掲示板」と違いハイクオリティーで多彩な表現が可能になりました。
丸形やCUBEタイプなどは特に目新しく目を引きます。銀座ユニクロのCUBEサイネージなど、SNSで広く拡散されるような話題性もあります。
LEDサイネージの突き出し看板のメリットは?
イベントや新商品など時期に応じて表示内容の変更が容易な為、印刷物や看板の貼り替えにかかるコストや労力が削減できます。
屋内に使用するような小型サイズは安価で、トータル的に見て運用面でのコストパフォーマンスが向上!
LEDサイネージの突き出し看板のデメリットは?
ある程度の初期コストは必要です。屋外など使用する場合 防水対策も必要の為高額になる場合も…
また、デジタルサイネージは定期的なメンテナンスが必要です。ディスプレイの故障やシステムのトラブルが発生すると追加の費用がかかる場合があります。
施工事例→円型・CUBE型ではありませんがLEDサイネージの袖看板を
様々なアクリルの看板(内照式のBOXや天吊り)と、珍しい縦長のLEDサイネージを 東京ドームシティに取り付けました! (kanbanitsuki.com)
6. 袖看板(突き出し看板)LED照明の種類
照明は皆さんご存じの通り、蛍光灯の生産も終わり完全にLEDの時代になりました。一般的には蛍光灯の4倍程度の長寿命になります。LEDが主流になり、突き出し看板の形状や種類により様々なLEDが開発されています。
LEDの種類により内部構造も違います、看板製作時のコストにも影響します。
蛍光灯タイプのLED
蛍光灯タイプのLEDが多く利用されている要素の一つに看板の構造があります。
2021年度くらいまで、袖看板の多くは蛍光灯用の取り付け金物が設計されておりましたので、LED交換がスムーズに配置できます。
補強の丸棒や取付金物で若干影が出る傾向があります。
LEDモジュール
蛍光灯LEDタイプと同じくらい利用されております。面板へ均等に光り、扱いやすいので近年需要が増えている傾向があります。
看板の中央で仕切られているため、メンテナンスは両面空ける必要があります。
それに伴い、蛍光灯タイプより作業時間が必要になります。
小型・中型はコストに余り影響されないケースが多いですが、大型になると作業時間が多くなり増額になるケースがあります。
規格看板などの照明に使用される、拡散型のLEDモジュール、
外周のみLEDが取付されているのでLEDが削減されます。
規格看板が安価になった理由に、LEDの進化によるフレームのシンプルさも影響されております。
中型、大型袖看板にも利用できる拡散型LEDバータイプ
ご覧の通り、LEDの本数を大幅に削減可能です
これで全体が奇麗に光るの!?光るんです!
蛍光灯タイプに比べ割高ですが、それでもコストを抑えられる事が可能。
注意しないといけないのは看板の厚みや内部のフレーム補強など、影にならない構造的な専門知識が必要になります。
7. 袖看板の設置時の注意、越境や道路からの高さなど注意しましょう
道路使用・道路占有
袖看板は突き出して設置する為、越境する場合があります。そのようなケースは役所に「道路占有許可申請書」を提出します。
道路交通法に基づき、警察署にも「道路使用許可申請書」の提出が必要になります。
具体的な手続きや申請方法は管轄警察署や各地域の行政機関で異なるケースがありますので、事前に管轄の警察署などに相談しましょう。
・高さの基準:歩道のない道路上は4.5メートル以上必要
歩道上であれば3.5メートル以上(ただし、歩道上で出幅0.5メートル以下の場合は2.5メートル以上)
8. まとめ
突き出し看板はお店の正面から見るのではなく通行人や車両から認知されるのが目的の看板です。
規格品の小型突き出し看板は、低コストでも充分にお店のイメージをあげてくれますし 中型・大型看板は遠くから見ても視認性を高め
建物の存在感を際立たせます。
最新のLEDデジタルサイネージは近年ますます安価になり、目に留まる映像が魅力です。
看板は設置場所や目的に合わせた性能やサイズがありますので、素材や仕様を吟味し 予算に合った最適な袖看板を選択して下さい。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございます!