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看板デザインが進化 ロゴ生成AIで差をつけろ!

前回、2023年8月に公開した『看板デザインの未来 生成AIがもたらす新たな可能性とは?』の記事から1年が経ち、生成AIがどの程度進化したかを試してみました。結果、AIは複雑なデザイン、イメージに基づくロゴを短時間で自動生成し、クオリティも向上していました。今回は指示の出し方について解説しています。本ページで使用している画像(写真以外)は、すべて画像生成AI『DALL-E』によってデザインされたものです。今後看板デザインにおいて、ロゴ生成AIの活用が他社との差別化の決め手となるかもしれません。

ちなみに私、デザインは素人です…汗。それでもお付き合いしてくださる優しい方、最後までどうぞよろしくお願いします(笑)

看板デザインのロゴ生成AIへの指示の出し方を解説

看板デザインは、視覚的に情報を伝える重要な要素です。その看板のロゴを作成する際には、ロゴ生成AIが草案として大活躍します。お客様より要望頂いたイメージでAIを活用することで、簡単に効果的なデザインを生み出すことができます。ただし、AIに指示を出す際には、どのように伝えるのかが大切です。ここでは、解りやすくその基本的なポイントを解説します。

AIの基本的な仕組み

AIは、膨大なデータをもとに特定の命令に従って結果を生成します。デザインAIの場合、過去のデザインやトレンドの分析情報をもとに、新しいデザインを提案します。それぞれの指示がどう具体的なデザインに反映されるかを知っておくと、効果的な指示が出せるようになります。要はAIにとって一番大事なのは「正確な指示」なんです。

シンプルな看板デザインの指示

生成AIは立体的でリアルなデザインが得意ですが、まずはシンプルなデザインから始めてみました、早速このような指示を出しました、「シンプルでモダンなスタイルでフラットなデザインカラーで基本色は青と白を使用し、赤をアクセントにする、ロゴはitsuki sign」

看板ロゴが途中で切れているんですが、個人的には問題なし、「こんなシンプルなデザイン」と思うかもしれませんが、瞬時に完成しますし決して悪くありません……汗

AIを利用したデザインのメリット

AIを利用したデザインのメリットは、効率的かつ迅速に複数のデザイン案を生成できることです。これにより、時間の節約やアイデアの幅が広がります。また初心者でも,、プロのような仕上がりを手に入れることができます。データに基づいて生成されるので、1年前よりデザインの品質も安定しました。

先ほどのロゴで感動してしまい、「エコな要素も取り入れて、複数提案してください」と、当社の意匠部に依頼したら怒られそうな抽象的な指示を依頼してみました….(笑)

デザインの完成度は低いですが、生成AIとはいえ、デザイン素人の自分が作ったことに対し感激……涙
草案があると無いでは雲泥の差があります!

成功事例から学ぶ

そこで、実際にどの程度の事例があるのか調べてみた、ワークマンが2024年2月22日に新たに子供服ライン「Workman Kids」を立ち上げ、同社は子供服市場に本格的に参入しました。実はこのワークマンキッズのロゴデザイン、生成AIを使用して作られたんです。知ってましたか!


ブランドのロゴデザイン、通常は専門業者に依頼するものです。なんとワークマンの営業企画部は、これを内製で実現したんです!その方法とは、ChatGPTと画像生成AIを活用するという手法。コストはたったの数千円だとか。

販売促進の責任者によると、「これまでブランドのコンセプト設計とロゴデザインには、少なくとも300万円を費やしていた」とのこと。驚きの削減額!内訳としては、概ねコンセプト構築に200万円、ロゴのデザインに100万円を使ってきたといいます。

引用元

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00589/00104/?gift=%252BH0VW%252Fa3VEsrKLX%252F2KmnnapJ%252FSnzcbclsWCOe%252BWoYy8%253D&n_cid=nbpnxr_gift

看板デザインに効果的な指示

色や部分的な変更、そして文字の位置を細かく指示することで、より自分のイメージに近づけることができます。最初は少しずつ試しながら進めていくことがポイントです。どのように描かれるのか、AIの反応や感覚を掴むことが大切で、細かい指示を出すたびに徐々に理想に近づいていきます。何度も調整を繰り返すことで、最終的には納得のいく仕上がりにたどり着くことができるでしょう。

生成AIに、イツキくん読み込ませて、『神秘的な雰囲気の侍が仮想空間に絵を描いている姿、服はグリーンがベースで眼と筆を輝かし、superAI itsuki-kun入れて』ってお願いしてみたの。何回か指示を出し直してみたけど、最終的にめっちゃかっこよくなった!

俺か…すげーな!

デザインの目的を明確に

まず最初に、看板デザインの目的をしっかりと決めることが重要です。たとえば観光地の案内看板では、地図や施設情報が見やすくなるデザインが求められます。明確な目的があれば、それに合わせたデザインが自然と決まります。AIに指示を出す際、この目的がぶれないようにすると良いでしょう。

例えば「観光地の案内看板のデザインを製作してください。トイレや売店・休憩所・キャンプ場の場所も記載」と指示しました。

よくわからないマークもあるけど『矢印表示200m』とか…確かに必要よね!

見落としてた誘導表示までちゃんと描いてくれて、賢いな……

参考デザインの収集

自分が目指すイメージに近い参考デザインを収集することも有効です。これらのデザインはAIへの指示を出す際の助けになりますし、アイデアの幅が広がります。「こんな風になったらいいな」というデザインをいくつかピックアップしておきましょう。

次に追加で「川や山などがあり、青やグリーンを基本に自然が伝わる配色」と指示。

生成AIは誘導看板みたいな特殊な表示を学習していないと、正しく再現できずに
意味不明な文字やマークを作っちゃうことがあるのよ

でも配色や雰囲気はちゃんと指示通りだね!やっぱり賢い…

デザイン要素の選定と優先順位

どのような雰囲気を出したいかを具体的に伝えることが大切です。例えば自然を表現したいときには川や山、建物を強調したいときには神社やお寺などの具体的な指示を出すことで、イメージに近いデザインが可能になります。AIもその指示に基づいて適切にデザインを行います。各要素の重要度を具体的に決めておくことで、完成形がより思い通りになります。

最後に追加で「歴史のある街並みがあり、神社やお寺なども描き、自然と歴史が感じられるデザイン」と指示

なるほど、路地をもう少し入れたほうが良かったかな?、指示出しが不足していました。

最後に指示をまとめて、一度に出しました
「観光地の案内看板のデザインを製作してください。トイレや売店・休憩所・キャンプ場の場所も記載されており、自然の豊かな雰囲気を表現した川や山などがある。青やグリーンを基本に自然が伝わる配色で、歴史のある街並みがあり、神社やお寺なども描き自然と歴史が感じられるデザイン」

以下のようなデザインができました。

人間にはすぐにイメージ化できない概念やビジョンも、AIは短時間で具体的な形にしてくれるのです。
個々に出すことや、順番によっても違うデザインになります。

具体的な看板デザイン、フォントの作成

ここからはフォントやレイアウト、素材について触れていきます。これらを見て、自分好みの看板デザインに近づけるヒントにしてください。

フォント選びのポイント

フォントもデザインの印象を左右する重要な要素です。
「親しみやすさを持たせたい」などの目的に応じて、手書き風フォントを選ぶのも良いでしょう。フォントによってデザインの雰囲気がガラッと変わるので、印象に合ったフォントが選ばれます。

レイアウトの指示

レイアウトを指定する際は、どの要素をどこに配置するかが重要です。中央に会社名、その下にスローガンを置くなど、具体的な配置を考えておくと良いでしょう。シンプルだが見やすいレイアウトは、簡単そうで難しいデザインです。

シンプルで良くない?

イツキくん、嬉しそうね(笑)

素材やパターンの選定

看板の背景や素材感も考慮したいところです。木目調やメタリックなど、素材の選び方一つで全体の印象はだいぶ変わります。どの素材がターゲットや看板の設置場所に合っているのかを考えて選びましょう。

デザインの修正依頼方法

一度作ったデザインに満足できない場合、修正依頼が大切になります。AIに再度具体的な改善点を伝えることで、思い通りに近いデザインを手に入れやすくなります。すべて変えるのではなく「一部」を変えたり、指示の一部を削除することでイメージも変わります。

クオリティー高くない?デザインの素質あるかも!!

イツキくん…(笑)

まとめ

看板デザインにおける生成AIの活用は、初心者でもプロ並みの成果を短時間で得られる驚きの方法です。言葉でうまく表現できないビジョンをAIは瞬時に形にしてくれるため、非常に頼もしい存在となっています。重要なのは、AIに対し具体的かつ明確な指示を出すことで、希望のデザインを生成できることです。思いもよらないアイディアが飛び出すかもしれません、生成AIを使いこなし、オリジナリティ溢れる看板デザインを生み出す手助けをしてくれるAIと共に、皆さんのデザインがどんどん進化できるヒントにしてください。

私たちは、「記憶に残る看板デザイン」「伝わるデザイン」など、お客様のコンセプトに合わせた多彩なご提案をご用意しております。アクリルから鋼板まで社内一括制作だからできる進化もあります。自社制作だから出来る技術で、低コスト・短納期・オーダーメイドでお客様のご要望にお応えします!

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